梅雨が明けると、高温乾燥の季節へ。秋の開花へとつなげる手入れをします。 | |||||||
●水やり、肥料
梅雨明けと同時に、高温で土が乾燥する季節になります。乾燥がひどい場合は毎朝バケツ一杯の水をあげてください。鉢植えのものは、さらに注意して朝夕2回十分の水やりをしてください。 肥料については、高温時に有機質の堆肥などを与えると、根焼けを起こすおそれがありますので、IB化成やハイポネックス・アルゴフラッシュなどの液肥をなるべく薄めに施してあげます。 |
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●シュートと摘蕾
四季咲き性の品種は春の一番花が終わったあとに2番花が咲き、さらに三番花も咲こうとします。しかし、この時期の花は綺麗に咲くことがないので、株に元気がないものについては、摘芯します。 |
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●病害虫について ・イラガやシャクトリムシ・ゾウムシなどの葉や茎を食害する害虫が多く現れます。 ・黒点病などで葉が黄色くなって落ちてきます。 梅雨明けにタイミングよく殺虫剤と殺菌剤を混合して散布すると1回で済みます。 ※消毒の方法について |
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●その他の管理
・土の表面近くの温度の上昇と乾燥、泥水のはね返りなどから根を守るために、※マルチングを施します。 ※稲わら・腐葉土・バーク堆肥・杉皮用土などによる根元半径30cm四方の土表面の被覆。 ・雑草をこまめに取り除きます。バラの養分を奪い、風通しを悪くし、病害虫の発生を増やすなどの害がでます。 |
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●植え込みについて 今月購入した苗を植え込むときは、牛糞堆肥は使わず培養土をその場所の土に混ぜて水植えします。 |
酷暑の季節です。十分な水やりを!
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●水やり、肥料 暑さで激しく乾燥します。とくに鉢植えのものはたっぷり1日2回与えるようにしましょう。水を切らすと、葉を落としてしまいますので、株を弱らせないためにも乾燥には注意してください。 秋の花に備えて元肥を施します。8月下旬に馬ふん堆肥を株元から30cm離れたところに浅く溝を掘って入れ込みます。流れる心配がなければ上に置くだけでも可です。ただし量は冬の元肥に比べると少なめに施します。 追肥は液肥を薄めに施します。 |
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●剪定
8月の九州では摘蕾のみを行い、秋の剪定は9月に入ってから行います。 |
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●病害虫について 高温乾燥時に発生するハダニや黒点病によって、葉を落としてしまいます。 この時期の薬剤散布は気温の高い日中を避け、早朝か夕方に行います。 ハダニ対策に葉水も効果的です。 |
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●その他の管理
この時期から秋まで台風の来る恐れがあります。台風は、バラの葉を落とし、枝を折り、病害を広げるなどの被害を与え生育を著しく阻害します。近づいたときは株に支柱を立てて枝を細く束ねておきます。過ぎたらすぐにほどいてください。鉢植えのものなどは、転がらないように初めから倒しておきます。そのとき葉に土がつかないようにします。もし付いた場合は、濡れているうちに洗い流します。 この時期も雑草をこまめに取り除きます。バラの養分を奪い、風通しを悪くし、病害虫の発生を増やすなどの害がでます。※マルチングは乾燥防止の他に、雑草の予防効果があります。 |
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※消毒の方法について |
まだまだ暑さが続きます。秋に咲かせたい場合は少々管理が必要です。 | |||||||
●水やり、肥料
前月同様に暑い日が続きます。長雨が続かない限り、表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。乾燥には注意して下さい。 肥料については、九州では元肥の季節です。 株元から、30~40cm離したところに溝を浅く掘り馬ふん堆肥を入れ込みます。量は少なめに施します。 追肥については、液肥や化成肥料などを使用した方が、根痛みをおこしません。 |
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●剪定
《四季咲木立性のバラ》 10~11月に花を綺麗に付かせるために、9月の剪定は大切な作業です。ただし冬の剪定よりは浅めに切ります。 株全体の3分の1程度を切り落とします。 《四季咲つる性のバラ》 切り方は木立性のバラとさほど変わりはありません。早く伸ばしたい場合は、摘芯(蕾)して花を咲かせないようにします。 《一季咲木立性のバラ》 ほとんど剪定の必要はありませんが、込み入った細い枝や枯れた枝は、取り除きます。 |
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●病害虫について
少し温度が下がってくるとケムシやイモムシなど葉を食害する虫やうどんこ病などが出てきます。発生初期に殺虫殺菌剤を散布します。この時期の蛾や蝶の幼虫類は飛来してきて卵を産み付けるので、効果の期間の長い殺虫剤を使用します(オルトランなど)。 |
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●その他の管理
台風の時期になりました。台風は、バラの葉を落とし、枝を折り、病害を広げるなどの被害を与え生育を著しく阻害します。近づいたときは株に支柱を立てて枝を細く束ねておきます。過ぎたらすぐにほどいてください。鉢植えのものなどは、転がらないように初めから倒しておきます。そのとき葉に土がつかないようにします。もし付いた場合は、濡れているうちに洗い流します。 この時期も雑草はこまめに取り除きます。 |
秋らしいすがすがしい日々がやってきます。
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●水やり、肥料 温度が低くなってきますが、九州ではまだまだ暑いので、露地植えの場合は、表面が乾いたら与えてください。 鉢植えの場合は、天気がよければ1日1回は必ず与えてください。乾燥させると蕾が開かなくなることがあります。 肥料はアルゴフラッシュなどの液肥や化成肥料を施します。 |
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●剪定
大輪系の花を大きく咲かせたいときは、中心の蕾だけを残し“摘蕾”をします。 花がら摘みはこまめに切り取ります。 先月、剪定して伸びだした枝に蕾が付き始め、早いものでは下旬から咲き始めます。 |
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●病害虫について
雨も少なく気温が低くなってくるので虫害はすくなくなりますが、うどんこ病などの病気が出てきます。発生初期に殺菌剤を散布します。 |
品種によっては紅葉したり、バラの実も色づいてきます | |||||||
●水やり、肥料
温度が低くなってきますので、露地植えの場合は乾かない限りは必要ありません。 |
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●剪定
花がらの処理は先月同様五枚葉の上から切り落とします。 今月下旬以降は植え替えが出来る時期になってきます。露地のものを掘り上げて植え替えをするときは、根元から50cmのところで切り、付いている葉も全て落とします。 ●苗選び・大苗の植え付け
バラ苗も出荷が始まり、園芸店には大苗が並び始めます。
まだまだ上旬は暑いので、植え込むまで、根を乾かさないように注意してください。 欲しい品種が決まっている方は注文すると良い苗が手に入ります。(11月中旬から受付中) |
葉が全部落葉して、植え替えや元肥の時期になりました
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●水やり、肥料 温度が低い時期なので、露地植えの場合は乾かない限りは必要ありません。 葉が落ちてきたら元肥として、株元に馬ふん堆肥を施します。 上におくだけでも効果はありますが、斜面など流れてしまうおそれがある場合は、根を傷めないように株元から20~30cmほど離れたところに鋤きこみます。 |
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●植え替え・剪定
四季咲き性の強いものはまだ咲いているものもあります。株自体は休眠に入るので、元肥を与えたり、新しい大苗を植え付けたり、移植などの適期となってきます。 植え替えなどで根を切ってしまうときは、枝も剪定をしたほうが良いので、切った根の状態によって剪定をおこないます。 植え替えをしないものについては、予備剪定を行います。本格的な剪定は2月に行いますが、細枝や枯れ枝をこの時期に落としておくと、石灰硫黄合剤散布や元肥などの作業がしやすくなります。 |
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●マルチングについて バラは寒さに強く、特に九州ではたいした防寒対策は必要ありませんが、乾燥を防ぎ、凍結から根を守るために冬季も※マルチングをします。 ※稲わら・腐葉土・バーク堆肥・杉皮用土などによる根元半径30cm四方の土表面の被覆。 |
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●苗選び・大苗の植え付け 休眠期に入ったバラは、植え込み、移植、鉢土の入替えの適期となってきます。 |